忍者ブログ

名探偵コナンの二次創作サイト。18歳未満の方は御遠慮ください。公式とは一切無関係です。 取り扱いカプ→快新・Kコ・その他コナン受 基本R18、管理人の趣味により猟奇、ヤンデレ、他者モブ×受けなフルボッコ話もあるかと思うので閲覧にはご注意ください。

[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ドラァグ・ドラッグ(快新)

あけましておめでとうございます!
今年もよろしくおねがいします!


女装攻め快新です注意。
EDのセクシー新一を見てから新一受けがTOMARANAI



ドラァグ・ドラッグ

「壁に手をついてケツをこっち向けな」
こんなことを言う絶世の美女がこの世の何処にいるというのだ。



絶世の美女に情熱的に襲われるというシチュエーションは、男に生まれたからには誰でも夢見るに違いない。大きな声では言えないが、俺だってそういった願望はある。
しかし、

「壁に手をついてケツをこっち向けな」

と真紅のドレスをひるがえし、仁王立ちで笑う絶世の美女がこの世の何処にいるというのだ。真っ赤にひかれたルージュが機嫌のよいチェシャ猫のようににんまり形を変えるのを俺は絶望的に眺めた。




――――

ことの始まりは恐ろしくいつも通りで単純だった。
ある朝ひょんなことから政財界の大物が集まるパーティーの招待状が郵便物に紛れ込んでやってきた。きな臭い事件の匂いを運んで。


いつも通りでなかったのは、招かれたパーティ会場で変装した怪盗キッドと鉢合わせしたことである。腹の底を探りあってみれば、経緯や手段こそ違えど、俺とヤツの目的は一緒だった。半世紀財界を牛耳っていた影のドンと呼ばれる政治家のお家騒動と其れにまつわる遺産。裏金作りで汚い金を宝石に変えるというのはよくあることだ。


「今夜はどんな悪巧みをしにきたんだ?」

「盗みに来たわけじゃねえから見逃してくれよ。キッドに汚名を着せられるのを避けたいだけだ」

そんなふうにキッド――快斗は笑った。
ただし、あのバカげた白装束ではなく、俺の目の前にいたのは真紅のドレスを身に纏った美女である。妖艶な、とは言い難い――どちらかといえば大切に育てられた――いかにも、「可愛い我が儘を言うのが仕事」といった風情の溌剌とした令嬢に化けていた。



「……一応、努力はしてみるぜ」


こうして俺と快斗の間に密約がかわされた。
司法取引はしない主義だがケースバイケース、臨機応変に立ち回りたい。
、俺達は急遽行動を共にすることになった。


あとから思えばイイトコのお嬢さん風にふるまう快斗をエスコートしているつもりだったが、快斗もごく自然なさり気なさで俺をサポートしてくれていた。協力しあうのははじめてではなかったが、こいつといるとよけいややこしくなるトラブルを差し引いてもお釣りが来るほどスムーズに推理や捜査が進められるのを居心地の良さと共に実感しないわけにはいかなかった。

つい、さっきまでは。



――――



「ほら、早くケツ出せって」
「ちょ、っとまて、快斗…」
「出来ねえなら俺が脱がせてやるけど?」

楽しそうに微笑む美女の真っ赤な唇から耳に心地良いテノールが流れだすのを俺は呆然と見守った。しかも言っていることは最低最悪である。



――ここには多分、もうターゲットはいない。動くとしたら明け方一般客が帰ったあとに行われる商談を兼ねたサロンだろうな。

パーティ会場でいやに自信ありげに断言した快斗は恐るべき卒の無さと可憐さで屋敷の支配人に言いつけゲストルームを二回に用意させた。
「盗聴器はしかけたから今は身体休めてようぜ」
とベルベットのドレスによく似合った薔薇のピアスを指さして微笑んだ快斗の言い分を信じのこのこついてきた俺がバカだった。



「それは、怪盗の勘か?」
と尋ねた時の返事で何かおかしいと思うべきだったのだ。
「いや、女の勘ってやつ」。




「ん……新一、ちゃんとこっちむいて」
「かいと、……あっ……はっ…」

まるで自分ではないような声が漏れる。
信じられない思いで俺は目を瞑った。

背後に――俺の背中にぴったりと抱きついてきた快斗に後ろから手を回され、キスをされながらベルトが外された。口紅の匂いが気持ち悪いと思っている間に光沢のあるスーツのスラックスが膝まで落とされる。



「ん、ほんき、かよ…やめろ、って!あ、ああ!」

「本気本気。いつもみたいに寒い屋上じゃなくてこんなあったかい部屋で出来る機会なんて滅多にないじゃねえか。なあ、名探偵」

「ざけん…あっ…」

快斗は俺を後ろから抱きすくめて、腰の前をもぞもぞと触る。
女性にしては大きくてごつい手が剥き出しになった俺の性器を握った。


「だったら、せめてあっちのベッドにしようぜ、なんでこんなとこで――」

このゲストルームは高級ホテルの一室のようにベッドと簡単な応接セットがある。
すぐ向こうにベッドがあるのに、俺は入り口近くの壁に手をつかされ快斗に抱きすくめられていた。



「冗談。ベッドでしっぽり、なんて仲でもないだろ?」

そのセリフは真実で、どこにも否定するところはなかった。




――――

「あーそれにしてもドレスってベンリ。スカートの前めくるだけでイチイチ脱がなくても出来るんだもんな」

腰を掴み、好き勝手に揺らしてくる快斗の声が背後から聞こえる。
俺はもう二本の足で立っていることも出来ずに必死に目の前に壁にすがりつく。



「あっ…ん、ん…奥、ふか、あっ…あっ」
「いつもと違って声押さえなくていいもんな。新一すごい感じてるね」
「んっ、あっ…、ちがっ」
「そうやって喘いでばっかいねーでしっかり立てよ」

ガクガクと力が入らず膝から崩れそうになった俺の尻を快斗の手が叩く。
ペシンペシンという楽しげな音がやけにうるさく響いた。



「ん、あっ、快斗……あっ、や、」

ずっ、ズッ、と肉が擦れる音が聞こえる。
耳を言葉で犯される。快斗の言葉が響くたび、首筋に吸い付かれるたび、かすかな香水の匂いがした。


「なあ、新一わかる?胸も当たってのわかる?」


背中にぐいぐいと押しつけられる柔らかな膨らみ。
パーティ会場でもでもつい目がいってしまったが、完璧主義の怪盗はしっかり詰め物もしているらしい。それが押しつけられ、本当に男根を生やした女に犯されているような奇妙な倒錯に陥るはめになった。



『新一のえっち。今ナカがきゅってなった』

内緒話をするように、耳元にくすくすと柔らかな女声が届いた。
そのセリフと行動が全く一致しない。抱かれているのは新一で、抱いているのは美少女なのだ。



「快斗、かいっ…かいと、あっ…ああ…」

「…ッこの姿でも名前呼んでくれるのか?嬉しいね」

絶世の美少女もとい、快斗は皮肉気にいうが、俺としては逆である。
これが快斗なのだと確かめたくて何度も名前を呼んだ。




――――――


結局一度や二度ではお互いが(主に貪欲な怪盗が)満足せず、結局ベッドになだれ込んで何度も貪りあった。スーツとドレスがシワにならないように脱いだし部屋にはシャワーがあるからいいようなものの、ちょっと頭を抱えたくなる不祥事だ。



「なあ、名探偵。おやすみ中?」
「――起きてる。寝てられっかよ。すぐに動けなきゃ困るだろ」

枕につっぷしていた俺を、快斗が面白そうに見下ろしていた。
背中を撫でてくれているのは一応彼なりの気遣いなのだろうか。

「で、なんだよ」
「そろそろ始まる。イけるか?」
「それはまた、さっきの女の勘ってやつか」

俺が冗談っぽく混ぜっ返しながら身体を起こすと、快斗は嬉しそうに目を細めた。


身体を起こした拍子に腰がずきりと痛み快斗の胸の中に倒れ込んでしまった。
唇をあわせる。



「なるほど?んじゃもう誰もいないはずのメイン会場の方に一度戻るぞ。俺の推理が正しけりゃあの人はあそこにいるはずだ」


「ほら、そうやってすぐ――探偵の目になる。さっきまでアンアン俺の下で喘いでいたくせに」

「バーロ、そういうおまえだって怪盗の目をしてるぜ」

と指摘してやると、快斗――もとい絶世の美女はルージュが剥げかかった唇をぺろりと舐めた。そしてやっかいなことに、俺はそんな挑戦的な瞳が嫌いではなかった。




――――――


お気に召したらぽちっといただけたら励みになります
コメントなどもいつも本当にありがとうございます!!ひゃほい!

拍手[142回]

PR
この記事へのコメント
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
管理人のみ閲覧できます
 
この記事へのトラックバック

トラックバックURL

レディメイド

●バナーはこちら banak.PNG


★リンクは同人サイト様に限りフリー
報告はなくてもokですが報告してくだされば張りかえかせていただきます!
メールがわりに拍手を。日記でお返事します

★管理人:RM
オフライン
10月10日
COMIC CITY SPARK 5

東1N29a

10月31日a.jpg


カウンター
アクセス解析
Copyright ©  -- レディメイド --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Material by petit sozai emi / Powered by [PR]

 / 忍者ブログ