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名探偵コナンの二次創作サイト。18歳未満の方は御遠慮ください。公式とは一切無関係です。 取り扱いカプ→快新・Kコ・その他コナン受 基本R18、管理人の趣味により猟奇、ヤンデレ、他者モブ×受けなフルボッコ話もあるかと思うので閲覧にはご注意ください。

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今週のコナンくん(とガムテSS)
コナたんが可愛かった!!
待ち受け画面が萌えて!ほのぼの毛利家に頭パーンしました!
ちゃんと待ち受けにしてるコナンがえらい。毛利のおじさんは一人娘だからコナンを可愛がってるといいよ。毎回麻酔銃ぶちこまれてるのにね!!!おじさんとコナたんの掛け合いが大好きです、うへへ


あとなんであの子あんなにどじっこなん。
自分で蹴ったボールが跳ね返ってきて気絶ってまさにオウンゴールじゃね
怪盗さんちょっとなんかいってやれよ!


あと個人的に緊縛+監禁+廃ビルという厨二病コンボが大好きののでたぎりました、はすはす!
というわけで続きから愛があれば10分クオリティのガムテぐるぐるコナンくんです

「いい格好だな、名探偵」

両手両足、それからよく動く流暢な口まで
ガムテープでぐるぐる巻きにされている小さな名探偵を見下ろして怪盗は唇をゆがめた。

「ん、んーっ」

対する探偵は悔しそうに上目遣いに怪盗を睨む。

「んっんむっ――ぐっ」

なにするんだ離せ、
とでも言いたいのだろうが、あいにくくぐもった呻き声が殺風景なビルの空気を揺らすだけだった。
しかし怪盗は彼の声なき声を正確に読み取り、返事を返してやった。


なにせ、怪盗キッドはとても優しい、ハートフルな怪盗紳士として知られていたからだ。



「たまには刺激的でいいだろ?どうだ、悔しいか?オレに文字どおり手も足も出ないなんてな」

長いズボンの上から両足首を、
それから体の後ろで束ねた手首を、
ガムテープで無造作に捲かれている小さな少年の姿はまるで地べたを這いずり回る芋虫のようだった。



起き上がろうと必死に体をくねらせるその傍にキッドはそっとかがみこみ、とても優しく囁く。


「こんなふうに簡単に捕まっちゃう、無防備な探偵君がいけないんだ」

「んくっ、んーーー」


子供のトレーナーの上からふにふにと柔らかい膚をつついて、起き上がるのを助けてやる。


腕が縛られているため、腕時計の麻酔銃は使えない。
足が縛られているため、自慢の殺人シュートは放てない。
口を塞がれているため、罪を糾すことも、皮肉を投げかけることもできなかった。



そこに転がされているのはただの、あまりに無力な子供一人。
探偵も、怪盗も、何か言いたそうにしていたが何も言わないで視線だけを静かにぶつける。


かなり長い間二人はそうしていたのだが、さしもの名探偵も冬も間近な寒波には耐えられなかったのか、
くしゅんとガムテープの下でくしゃみをした。
怪盗はグルグル巻きの子供をひょいと抱きかかえると、腕の中に抱え込んだ。


「めーたんて……」
「ん――」


抱き上げ、首をかしげて、そっと小さな唇に触れる。
ガムテープ越しだ。キスですらない。唇の感触はほとんどわからず、ただ独特のゴムの匂いがツンと怪盗の鼻先に届いた。


「ん、んっ」

その感触は探偵にとってももどかしかったのだろうか、手足を縛れた不自由な体を懸命に動かし足りない身長を補うようにもぞもぞもと首をのばして小さな顔を押しつけた。



ごつん、とひたいがぶつかる。
いい加減にこれを外してくれないか、と目が訴えている。


怪盗は鼻で笑って一蹴すると、白い翼をばさりと開いた。
そしてそのまま割れて壊れた窓から飛び出すと、子供を抱えたまま灰色の空のどこかへと消えてしまった。

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